正しい勉強のしかた④
成績が伸び悩んでいる人は、勉強のしかたがまちがっている場合があります。
正しい勉強をすれば、短期間で大きな成果が得られます。
正しい勉強のしかた④
言葉(用語)の意味・定義を強く意識する
さて、中学生・高校生が「知識のインプット」をするにあたって、
気をつけるべきたいへん重要なことがあります。
それは言葉(用語)の意味・定義を強く意識することです。
単に「なんとなく知っている」という状態では
いつまでたっても学力アップは望めません。
ここから脱却して「深く理解して精通している」
というレベルに達しないといけません。
これに必要なのが、
常に立ち止まって「○○って何? どういうこと?」という疑問を持ち、
きちんと自分で納得して説明できるようになるまで真正面から取り組むことです。
例えば、数学で「2次関数」の単元を勉強するにあたって、
そもそも「関数」って何なの? という疑問を持ち、
「関数」という言葉の定義について正しく理解することがたいへん重要ですし、
数学や物理、化学などで、定理や公式を学ぶ際も、
そもそもなぜそのような定理や公式が導かれてきたのか、
ということに関心を持ち、
この定理や公式は何を表しているのかということを理解しようという心構えが必要です。
英単語や古文単語を覚える際も、単なる平面的表面的な丸暗記ではなくて、
単語のもつ全体的なイメージ、表す内容を例文や文脈などから立体的にとらえようとする心構えが大切です。
ひとつひとつの言葉が何を意味しているのか、
何を表しているのかを常に意識して考えるようにしましょう。
そして、それぞれの用語に与えられている定義を充分に理解するように努め、
それをよりどころにして考えていくようにしましょう。
そのようにしていくと、自然と
その教科における論理構造=学問体系を学ぶことにつながり、
その学問体系による「ものごとのとらえ方・考え方」を身につけていくこと
につながっていくのです。
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